毎日が記念日~風景印収集帖~
毎日が記念日~風景印収集帖~
ご挨拶
はじめまして、ブログ主のトミーです。
まずは当ブログをご覧くださり、ありがとうございます!
このブログでは、私の趣味である「風景印」を紹介していきます。
風景印って何だろう?という方も多いかと思いますので、当ブログのコンセプトも含め、これからお話していきます。
風景印とは?
皆さん、風景印はご存知でしょうか?
風景印とは、郵便局で使われている消印の一種で、正式名称を「風景入通信日付印(ふうけいいりつうしんにっぷいん)」といいます。
全国津々浦々、ありとあらゆる郵便局に風景印はあり、『風景印大百科1931-2017 東日本編』によると平成29年1月現在でなんとおよそ1万1200もの郵便局に設置されているといいます。
では、実際の風景印とはどんなものなのでしょう?
言葉で説明すると、風景印は直径36ミリの円形、とび色の印色を基本とした消印です。基本的には円形のものが多いですが、中には「変形印」という特殊な形をした印もあります。
とはいえ、実際のものを見てみないと何ともイメージがわきにくいですよね(汗)。
というわけで、風景印を見ていただきましょう!
こちらになります。
写真は石川県にある小松本江郵便局(こまつほんごうゆうびんきょく)の風景印です。描かれているのは加賀三湖の一つである木場潟から望む白山と、小松市の名産品であるタケノコになっています。
また、変形印としては、このようなものがあります。
こちら北海道にある小樽堺町郵便局(おたるさかいまちゆうびんきょく)の風景印です。家のように見えるのが「北一硝子三号館」です。また、手前の球が小樽の伝統ガラス製品「浮き球」、また「オタルナイ運上屋」の跡、メルヘン交差点の「常夜灯」が描かれています。
風景印はその名の通り、その土地ならではの「風景」のほかにも、名産品やイベントの様子、その土地にゆかりのあるキャラクター等が描かれています。風景印を見ることで、その場所の歴史や文化、有名なもの等も知ることができるのです。
私はそうした風景印に心惹かれ、少しずつ集めるようになりました。
当ブログのコンセプト
そんな風景印を収集する中で、私はあるとき、風景印の日付に何か意味を持たせたいと思いました。
どうしてその発想に思い至ったのか。それをご紹介します。
きっかけは2つありました。
最初のきっかけとなったのが、特殊切手「天皇陛下御即位記念」の記念押印です。
令和元年10月18日に発行となった特殊切手。とても綺麗な切手で、しかもその切手に特別な消印を押してもらえるということを知りました。私は必要事項を確認し、すかさず押印を依頼しました。
この印はいわゆる「特印」といわれるもので、正式名称を「特殊通信日付印」といいます。基本的にはその切手の発行日を含めて7日間しか押印できない特別な消印です。大きさは風景印と同じ36ミリで、限られた郵便局でしか押印していません。
もう一つのきっかけは、天皇陛下御即位記念パレード小型印の記念押印です。
小型印とは、正式名称を「小型記念通信日付印」といいます。何かイベントがあったときや記念日があったときに、ある一定の期間だけ押印可能な消印であり、大きさが風景印や特印等と違って小さいため、そう呼ばれています。
こちらは当初パレードが予定されていた令和元年10月22日のみの押印を予定しており、令和元年10月18日当日消印有効でした。
これまで風景印しか知らなかった私は、そうした「その日だけにしか押印できない印がある」ことに感銘を受けました。
そして、気づいたのです。今まで押印してもらってきた風景印も、あくまで押印したときにそこへ記されているのは、「その日」しかないのだということに。
私はそこから、風景印に何か「その日」だからこその意味を持たせられないか、考えました。
そこで思い至ったのが、そう、このブログのタイトルにもある、「記念日」です。
たとえば、『すぐに役立つ 366日記念日事典[第3版]』によれば、今日11月30日は「本みりんの日」「絵本の日」なのだそうです。
もしそうした日々の記念日と、その日付にマッチした風景印を集めることができたら、こんなに面白いことはないと考えました。
思い返せば、「令和」となった今だからこそ、「令和元年」という今だったからこそ、新しく自身の趣味として始める後押しになったのかもしれません。
そこで実際にスタートしたのが、令和元年10月17日。
この日は「上水道の日」でした。
考えてもみれば、必ず毎日何かしらの出来事が起きています。
毎日が、誰かにとっての記念日なのです
そこで、このブログでは「記念日」とそれにちなんだ「風景印」を紹介していきたいと思います。
とはいえ、郵便局の多くは土日祝日はお休みです。そのため、366日すべてを集めるのにどのくらいかかるか分かりません…。
ですが、366日すべてを集めるその日まで、少しずつ続けていきたいと思います!
なるべく毎日更新するようにしたいと考えていますので、よろしければご覧ください!
もし「こうしたほうがいいよ」「こういった組み合わせはどうだろう?」といったことがあれば、ぜひコメントください!
これからどうぞ、よろしくお願いします!
参考文献・URL
2月11日
2月11日
この日は何の日?
文化勲章の日
郵便局名
富士吉田郵便局 (ふじよしだゆうびんきょく)
郵便局住所
図案説明
中央高速道路、新倉公園の五重塔、富士山
(株)日本郵趣出版(2017)『風景印大百科1931-2017 東日本編』p.285より引用
解説
文化勲章。昭和12年(1937年)の文化勲章令(昭和12年2月11日勅令第9号)により制定されました。
この文化勲章は、11月3日の文化の日に天皇陛下から直接親授されます。
第一回の受賞者の中の一人に、横山大観氏がいます。
富士山の絵で有名な彼の作品は、様々な美術館や博物館に飾られています。しかし、それ以外に個人的な所有者が多数いることでも有名です。
彼の作品の一つ「朝陽霊峰」は、昨年の「特別お年玉切手シート」の図案にも用いられました。
引用文献
- (株)日本郵趣出版(2017)『風景印大百科1931-2017 東日本編』p.285
参考文献
- 日本郵便HP「特別お年玉切手シート」(最終閲覧日:令和2年2月13日)
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2月10日
2月10日
この日は何の日?
簿記の日
郵便局名
横田郵便局 (よこたゆうびんきょく)
郵便局住所
図案説明
特産・雲州そろばん、仁多牛、船通山
(株)日本郵趣出版(2017)『風景印大百科1931-2017 西日本編』p.241より引用
解説
明治6年(1873年)のこの日、簿記の原点とも呼ばれる福沢諭吉の本、『帳合之法』が発行されました。そのことに由来し、この日は簿記の日と呼ばれています。
図案の雲州そろばんはこの土地の特産品であり、高級そろばんの一つとしても有名です。
引用文献
- (株)日本郵趣出版(2017)『風景印大百科1931-2017 西日本編』p.241
参考文献
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2月2日
2月2日
この日は何の日?
カップルの日
郵便局名
福知山郵便局 (ふくちやまゆうびんきょく)
郵便局住所
図案説明
福知山城、福知山おどり、三岳山、由良川
(株)日本郵趣出版(2017)『風景印大百科1931-2017 西日本編』p.156より引用
解説
あまりにも有名な本能寺の変に注目が集まりますが、明智光秀は智将・猛将としても名をはせた武将であり、そして愛妻家でも有名です。
当時は側室を持つことが当たり前でしたが、光秀は生涯側室をもちませんでした。
他にも様々なエピソードがあり、そうしたところから愛妻家と言われています。
カップル=2人という連想と、2月2日は数字が2つが連なることから、カップルの日といわれています。
引用文献
- (株)日本郵趣出版(2017)『風景印大百科1931-2017 西日本編』p.156
参考文献
- 福知山光秀ミュージアムHP「第5章 だんだん気になる好きになる・・・ コレであなたも光秀通」(更新日:2019年11月21日)(最終閲覧日:令和2年2月6日)
- 一般財団法人 日本記念日協会HP「2月2日」(最終閲覧日:令和2年2月6日)
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2月1日
2月1日
この日は何の日?
郵便局名
首里北郵便局 (しゅりきたゆうびんきょく)
郵便局住所
図案説明
(株)日本郵趣出版(2017)『風景印大百科1931-2017 西日本編』p.379より引用
解説
琉球の交易記録書である『歴代宝案』によると、応永32年(1425年)2月1日、明王朝の皇帝が琉球王国の尚巴志を王として設定したとされています。
それこそが対外的に認定された日付が確認できる最も古い文書であるとされています。
この日は琉球村で神事等のイベントが行われます。
引用文献
- (株)日本郵趣出版(2017)『風景印大百科1931-2017 西日本編』p.379
参考文献
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1月31日
1月31日
この日は何の日?
愛妻の日
郵便局名
米沢松が岬郵便局 (よねざわまつがさきゆうびんきょく)
郵便局住所
図案説明
直江兼続の鎧兜、愛の文字、上杉祭りの騎馬武者 《変》兜と文字の一部
(株)日本郵趣出版(2017)『風景印大百科1931-2017 東日本編』p.122より引用
解説
義理堅い武将として知られる、直江兼続。
二人は幼馴染であったとされています。
お船の方はもともと夫がいましたが、上杉家の跡目争いの中で亡くなっています。
未亡人となったお船の方と結婚した兼続は元々樋口姓でしたが、結婚の際にお船の方の夫の姓である「直江」を名乗るようになったといいます。直江家に跡取りがいなかったためです。
兼続は生涯、お船の方のほかに側室がいなかったとされています。
引用文献
- (株)日本郵趣出版(2017)『風景印大百科1931-2017 西日本編』p.317
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1月30日
1月30日
この日は何の日?
EPAの日
郵便局名
豊洲市場郵便局 (とよすしじょうゆうびんきょく)
郵便局住所
〒135-0061
東京都江東区豊洲6-6-1(管理施設棟3階)
図案説明
豊洲市場をイメージした食料品
解説
29(肉)の日の翌日には魚を食べよう、ということから、毎月30日はEPAの日と言われています。
EPAは魚に多く含まれ、エイコサペンタエン酸の略称です。
必須脂肪酸でもあり、中性脂肪を燃焼させたり血液をサラサラにしたいるする効果があるといわれています。
引用文献
- (株)日本郵趣出版(2017)『風景印大百科1931-2017 西日本編』p.317
参考文献